ウイスキーのアルコール度数は何度?40〜46%が主流|法律上の定義と当サイト掲載41銘柄の度数一覧

最終更新: 2026-11-07 / 編集: PeatBid編集部(集計方法)

ウイスキーのアルコール度数の目安

  • 瓶詰め時の度数は40〜46%の商品が中心です。当サイト掲載41銘柄では36銘柄(87.8%)がこの範囲で、最も多いのは43%(22銘柄)、中央値も43%でした。
  • 50%を超えるボトルもあり、50〜60%台の銘柄があります(例: アードベッグ ウーガダール 54.2%、コリーヴレッカン 57.1%=いずれも公式表記)。
  • 日本の酒税法のウイスキーの定義には、瓶詰め時の度数の下限はありません(蒸留時の留出アルコール分95度未満などの要件)。スコッチは40%以上、米国のウイスキーは40%(80プルーフ)以上で瓶詰めすると定められています。
  • 「43度」と「43%」は同じ意味です(酒税法第3条第1号の定義による)。

1. 当サイト掲載41銘柄の度数の分布(独自集計)

当サイトで買取相場を掲載している51銘柄のデータ(銘柄マスタ)から、ボトルに表記されるアルコール度数を集計しました。対象は、度数を1つの値に確定できる41銘柄(ジャパニーズ27・スコッチ14)です。集計日は2026年11月7日です。

度数銘柄数割合うちジャパニーズうちスコッチ
40%37.3%12
43%2253.7%166
45〜46%1126.8%83
48%以上512.2%23
合計41100%2714

集計から読み取れることは次のとおりです。

集計から外した10銘柄: 当サイトのデータでは度数を1つの値で持っていますが、次の理由で集計の対象外としました。

※集計方法: 当サイトの銘柄マスタ(各銘柄ページの基本情報の元データ)の度数を使用しています。公式サイトで確認できた銘柄のうち、当サイトのデータと異なっていた3銘柄(シングルモルト駒ヶ岳・アードベッグ2銘柄)は公式表記の値で集計しました。同じ銘柄名でも、発売時期や容量によって度数が異なるボトルが流通している場合があります。お手元のボトルの度数は、ラベルの表記をご確認ください。

2. 公式サイトで確認した度数の例

当サイトが2026年11月7日にメーカーの公式サイトで確認した度数です。

銘柄公式表記の度数出典
山崎12年43%サントリー 商品情報
山崎25年43%サントリー 商品情報
白州(ノンエイジ)43%サントリー 商品情報
響 JAPANESE HARMONY43%サントリー 商品情報
響21年43%サントリー 商品情報
シングルモルト駒ヶ岳当サイトのデータは43%だったため、公式表記の45%で集計45%本坊酒造 製品情報
アードベッグ ウーガダール当サイトのデータは54%(端数省略)54.2%Ardbeg 公式
アードベッグ コリーヴレッカン当サイトのデータは57%(端数省略)57.1%Ardbeg 公式
サントリーウイスキー角瓶(参考・当サイト掲載外)40%サントリー 商品情報

サントリーの商品情報では、山崎・白州・響の掲載商品はいずれも43%、角瓶は40%と表記されています。アードベッグの2銘柄は、公式サイトでノンエイジ(熟成年数の表記なし)・ノンチルフィルタードと記載されています。

3. 法律上の定義(日本・スコットランド・米国)

日本:酒税法

酒税法第3条第15号は、ウイスキーを「発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)」などと定義しています。同号ハでは、これらに「アルコール、スピリッツ、香味料、色素又は水」を加えたものもウイスキーに含めており、その場合は原酒のアルコール分の総量が、加えた後のアルコール分の総量の100分の10以上であることが条件です。

当サイトで条文を確認した範囲では、瓶詰め時のアルコール度数の下限は定められていません。度数に関する定めは蒸留時(95度未満)と上記の割合です。なお、同法第2条は酒類を「アルコール分一度以上の飲料」と定義し、第3条第1号はアルコール分を「温度十五度の時において原容量百分中に含有するエチルアルコールの容量」と定義しています(=「度」と「%」は同じ値)。

スコットランド:Scotch Whisky Regulations 2009

英国の Scotch Whisky Regulations 2009 の regulation 3(1) は、スコッチウイスキーの要件として、アルコール度数94.8%未満で蒸留すること((b))、添加してよいのは水と普通カラメル色素のみであること((h))、最低アルコール度数が40%であること((i))などを定めています。

米国:27 CFR 5.143

米国の連邦規則 27 CFR 5.143(a) は、ウイスキーを、穀物の発酵もろみを95%未満(190プルーフ)で蒸留し、オーク樽で貯蔵し(コーンウイスキーを除く)、40%(80プルーフ)以上で瓶詰めしたものと定義しています。バーボンなどの種類については、同条の表で蒸留時160プルーフ以下、新しい内側を焦がしたオーク樽に125プルーフ以下で詰めることが定められています。

区分瓶詰め時の下限蒸留時の上限根拠
日本(ウイスキー)定めなし(酒類は1度以上)95度未満酒税法 第2条・第3条第15号
スコッチウイスキー40%94.8%未満Scotch Whisky Regulations 2009 reg.3(1)
米国のウイスキー40%(80プルーフ)95%未満(バーボン等は160プルーフ=80%以下)27 CFR 5.143

4. 銘柄によって度数が違う理由(加水と瓶詰め度数)

上記のとおり、日本の酒税法・スコッチの規則のいずれも、ウイスキーに水を加えることを認めています。瓶詰め時の度数は、メーカーが加水の量で決めており、同じ蒸溜所でも商品によって度数が異なります(例: 余市のノンエイジ・10年・15年は45%、余市20年は52%=当サイトのデータ)。

当サイト掲載銘柄で度数が50%を超えるのは、余市20年(52%)、アードベッグの2銘柄(54.2%・57.1%)、グレンファークラス105(60%)、秩父ザファースト(61.8%)の5銘柄です。このうちグレンファークラス105は、メーカー公式サイトの製品名が「105 Cask Strength」(カスクストレングス=樽出しの度数を意味する呼び方)となっています。

5. 1杯あたりの純アルコール量

サントリーの商品情報は、純アルコール量を「容量(ml) × アルコール分(%)/100 × 0.8」で計算して表示しています。同社の表示では、43%のウイスキーは30mlあたり10.3g(山崎12年)、40%は30mlあたり9.6g(角瓶)です。同じ式で計算すると、当サイト掲載銘柄の度数ごとの値は次のとおりです。

度数30mlあたり700ml(1本)あたり当サイト掲載の例
40%9.6g224.0gマッカラン12年
43%10.3g240.8g山崎12年・響21年
46%11.0g257.6gスプリングバンク15年
54.2%13.0g303.5gアードベッグ ウーガダール
60%14.4g336.0gグレンファークラス105

※サントリー商品情報の計算式による計算値です。飲酒量の目安については、医療機関・公的機関の情報をご確認ください。20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。

6. 売却時の注意(度数表記と開封済みボトル)

  • ラベルの度数はボトルの特定に役立ちます。たとえばブラックボウモアはエディションにより40.5〜50%と度数が異なり、アードベッグのノンエイジ銘柄も度数で区別できます。査定を依頼する際は、銘柄名・熟成年数とあわせて度数もお伝えください。
  • 開封済みのボトル: バイセルは公式サイトで、開封済みのお酒は「いつ開封されたかの判断が難しい」「品質が劣化する可能性があるため、買取できないことがほとんど」としています。対応は業者により異なるため、事前に確認が必要です。開封後の度数の変化について、当サイトでは数値で示した公的な資料を確認できていないため、具体的な数値は掲載していません。
  • 未開封でも保管状態は査定に影響します。液面の低下やラベルの傷みは減額の要因になります。保管の基本はウイスキーの保管方法にまとめています。

売却の流れと業者の選び方はウイスキーを売る方法、銘柄ごとの相場はウイスキー買取相場でご確認いただけます。

7. 掲載41銘柄の度数一覧

第1章の集計に使用した41銘柄です(度数の高い順)。銘柄名から各銘柄の買取相場ページへ移動できます。

銘柄区分度数
秩父ザファーストジャパニーズ61.8%
グレンファークラス105スコッチ60%
アードベッグ コリーヴレッカンスコッチ57.1%
アードベッグ ウーガダールスコッチ54.2%
余市20年ジャパニーズ52%
グレンモーレンジ シグネットスコッチ46%
スプリングバンク15年スコッチ46%
スプリングバンク21年スコッチ46%
山崎55年ジャパニーズ46%
マルス駒ヶ岳ジャパニーズ45%
宮城峡12年ジャパニーズ45%
宮城峡15年ジャパニーズ45%
宮城峡ノンエイジジャパニーズ45%
余市10年ジャパニーズ45%
余市15年ジャパニーズ45%
余市ノンエイジジャパニーズ45%
グレンファークラス25年スコッチ43%
ボウモア18年スコッチ43%
ボウモア25年スコッチ43%
マッカラン18年スコッチ43%
マッカラン25年スコッチ43%
マッカラン30年スコッチ43%
響17年ジャパニーズ43%
響21年ジャパニーズ43%
響30年ジャパニーズ43%
響ジャパニーズハーモニージャパニーズ43%
山崎12年ジャパニーズ43%
山崎18年ジャパニーズ43%
山崎25年ジャパニーズ43%
山崎ノンエイジジャパニーズ43%
竹鶴17年ジャパニーズ43%
竹鶴21年ジャパニーズ43%
竹鶴25年ジャパニーズ43%
竹鶴ピュアモルトジャパニーズ43%
白州12年ジャパニーズ43%
白州18年ジャパニーズ43%
白州25年ジャパニーズ43%
白州ノンエイジジャパニーズ43%
バルヴェニー ポートウッド 21年スコッチ40%
マッカラン12年スコッチ40%
軽井沢12年ジャパニーズ40%

8. よくある質問

ウイスキーのアルコール度数は何度ですか?
瓶詰め時の度数は40〜46%の商品が中心です。当サイト掲載銘柄のうち公式表記の度数を1つに確定できる41銘柄を集計したところ(2026年11月7日時点)、36銘柄(87.8%)が40〜46%に収まり、最も多いのは43%(22銘柄)でした。50〜60%台のボトルもあり、当サイトのデータでは秩父ザファーストの61.8%が最も高い値です。
日本の法律でウイスキーの最低アルコール度数は決まっていますか?
酒税法第3条第15号のウイスキーの定義には、蒸留の際の留出時のアルコール分が95度未満であることなどの要件がありますが、瓶詰め時の度数の下限は定められていません(当サイトで条文を確認した範囲)。なお、同法第2条では、酒類はアルコール分1度以上の飲料と定義されています。
スコッチウイスキーは40%未満では販売できないのですか?
英国の Scotch Whisky Regulations 2009(regulation 3)は、スコッチウイスキーの要件の一つとして「最低アルコール度数40%」を定めています。40%を下回るものは、同規則上のスコッチウイスキーには該当しません。
バーボンなどアメリカンウイスキーの度数の決まりは?
米国の連邦規則 27 CFR 5.143 は、ウイスキーを「40 percent alcohol by volume (80° proof) 以上で瓶詰め」と定めています。バーボンを含む主要な種類には、蒸留時160プルーフ以下、樽詰め時125プルーフ以下という基準もあります(同条の表)。
「43度」と「43%」は同じ意味ですか?
同じです。酒税法第3条第1号は、アルコール分を「温度15度の時において原容量100分中に含有するエチルアルコールの容量」と定義しており、度数は容量パーセント(%)と同じ値になります。米国の表記で使う proof(プルーフ)は、27 CFR 5.143 の「40 percent alcohol by volume (80° proof)」のとおり、%の2倍の数字です。
度数が高いボトルほど高く売れますか?
度数そのものが買取価格を決めるわけではありません。買取価格は銘柄・熟成年数・流通量・状態で決まります。ただし、同じ銘柄名でもエディションや仕様によって度数が異なる場合があり、ラベルの度数表記はボトルを特定する手がかりになります。査定を依頼する際は、ラベルの度数も含めて正確にお伝えください。
開封済みのウイスキーは度数が下がるので売れなくなりますか?
当サイトでは、開封後の度数の変化を数値で示した公的な資料を確認できていないため、数値は掲載していません。買取については、バイセルが公式サイトで「開封済みのお酒は、いつ開封されたかの判断が難しい」「品質が劣化する可能性があるため、買取できないことがほとんど」としています。対応は業者によって異なるため、開封済みのボトルは事前に各業者へご確認ください。

※本記事は公開されている法令・メーカー公式情報と当サイトの銘柄データにもとづく一般的な情報です。法令の解釈・適用については、所管の官公庁または専門家にご確認ください。